2日間の停電で学んだ電気の素晴らしさと文明の恐ろしさ
9月6日 夜中の3時8分頃
僕はその日、珍しく夜中まで起きていて歯磨きをしている途中だった。
携帯が暗い洗面所で鳴り響き、家族全員が起きた。
ただ揺れただけで、特に何も被害はなかった。
〜30分後〜
部屋で地震について調べていたら、ベッドの横のライトが消え、スマホが4G回線になった。
その時は、「なんだよ...停電か...まぁ朝起きたら治るだろ...」と思いそのまま寝た。
〜その日の朝〜
僕は夜更かししたせいで、寝ぼけていたところで親にモバイルバッテリーを仕事場に持っていかれた。
なんで必要なんだよ...と思っていたが、まだ停電が続いていた。
学校が臨時休校になり、ラッキ〜と思っていた。
だが、違った。スマホはWi-Fiが繋がらず、youtubeも見れない...Twitterもロードが遅すぎる...とスマホの充電はすぐなくなった。することがない。
まだ、停電の回復の目処が立たないので非常食やパン、カップ麺を買いに近くのスーパーまで買いに行った。
信号が消えていた。わかりきったことだが、ものすごく衝撃だった。
だが、車同士は譲り合って歩行者が渡ろうとしてると必ず止まってくれた。
やっぱりこういうのが日本人らしいと言うのかな...
スーパーについたら、今まで見たことのないぐらいの行列。
レジがつかなくて、清算に時間がかかるらしい。
20分ほど待ってから、店内に入れた。
大量のカップ麺を買い、家に戻った。
昼間は、ただただ暇だった。
〜夜〜
日が暮れるのが、早くなってきたこの季節。夜はすぐやってくる。
懐中電灯はもしもの時のために使わず、ろうそくで部屋を照らした。
何もすることはなかったので家の外の状況を見た。
真っ暗。
普段は街灯がついていて、道が見えるが、何にも見えない。家の前の道なんて覚えているはずだが、わからなくなる。
だが、1ついいこともあった。
星空がものすごく綺麗だった。
上を見ると、今まで見たことのない程の星の量。僕の知ってる星座なんて北斗七星ぐらいしかないけど、くっきり見える。
10分に1回は流れ星が見えたり、人口衛星がスゥー と動くのが見えたりもした。
この景色を縄文〜江戸?時代の人は毎日見えてたのかなぁ....なんて思うと、電気ってすごいなぁ...怖いなぁ....と思う。
この停電の影響で、自分がどれだけ電気を消費していたかわかった。
まだ、本震はきていないと言うので、しっかり警戒しつつ節電していきたい。